【無料で読める】暁のヨナ 感想 【愛情と憎しみが交錯する覇権争い】草凪みずほ

暁のヨナ 1 (花とゆめCOMICS)

作者  草凪みずほ
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今回、紹介するのは、「暁のヨナ」です。

王の一人娘だった姫君・ヨナは、従兄弟のスウォンが王を暗殺したことにより、城を追われる身になりました。

ヨナと、彼女を命懸けで守るハクの2人が進むべき道は?

ヨナは、自らの手で未来を切り拓くことができるのでしょうか。古代中国が舞台となる、覇権争いの物語です。

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「暁のヨナ」のあらすじ

主人公は、高華国王の一人娘・ヨナ。

平和に暮らしてきた純真な姫君が、残酷な覇権争いに巻き込まれていきます。

ヨナが想いを寄せていた従兄弟・スウォンが、ヨナの父である王を暗殺したのです。

城でぬくぬくと暮らしていたヨナの世界が、全て崩れ去ります。

父を喪った悲しみ・そして、恋をしていたスウォンの裏切りに深く傷つきながらも、ヨナは、幼馴染であり護衛のハクと共に、城を出て落ち延びます。

姫君の座を追われたヨナが進む道には、どんな未来があるのでしょうか。

1人では何も出来ない、か弱い姫君だったヨナの成長を描いたストーリーです。

 

スウォンの選んだ修羅の道

物語は、主人公のヨナの従兄弟であり、ヨナが幼少期から想い続けていた男・スウォンの裏切りによって動き出します。

スウォンは、高華国王(ヨナの父)の兄君の子ども。

ほんわかと優しい、王子様的な雰囲気ですが、

彼の父は、謀反を恐れたヨナの父に(事故に見せかけて)殺害されたというのです。

そのためにスウォンは、王を暗殺して父の仇をとり、自分が高華国の王に即位することをずっと狙っていました。

動機としては筋が通っていますし、いわゆる「覇権争い」の一つと言えます。

だけど彼を見ていると、何だかそれだけじゃないような気もするんですよね。

まだ、物事の側面(一部?)だけしか描かれていないような感じがします。

スウォンの言動が、冷酷になりきれてないところを見ても、そう感じますね。

ヨナの父を暗殺し、新しい王に即位するという修羅の道を歩むくせに、

どうしても、ヨナやハク・風の部族の長老への愛情を断ち切れない、優しい心情が見え隠れします。

スウォンの心情が具体的に描写されている箇所が少なく、彼の本心は謎に包まれています。

今後、彼の本当の気持ちが分かるエピソードが出て来ることも期待したいですね。

 

ヨナを命懸けで守る幼馴染・ハクとヨナの関係

風の部族の長であり、姫君ヨナの護衛を務めていたハク。

子どもの頃からヨナに片思いをしているけど、ヨナのスウォンへの想いを知っているため、「2人が結婚したらいい。自分は2人を守るから」という潔い考え方をしていた、性格イケメン(見た目もイケメン)な男です。

カッコいいですねえ。私がヨナなら、断然スウォンじゃなく、ハクを選びますね(笑)

ハクはスウォンの裏切りを知り、何とかヨナを生かそうと命懸けで戦います。それなのにヨナの頭は、スウォンでいっぱい。

父を殺されたのに。自分も殺されかけているのに。

スウォンから貰ったかんざしを、逃亡中にまで後生大事に持っている始末(涙)

言葉には出しませんが、ちょいちょい嫉妬してるハクを見ていると、彼の報われなさが可哀想で、涙が出そうですよ。

それでもハクの、ヨナを守るという決意は固いんですよね。

城を追われたヨナが生き長らえることができるようにと、風の部族の元に連れて行き、自分は部族を去って、ヨナと風の部族を守ろうとするのです。

なんて健気なイケメンぶり!

しかしヨナは、風の部族に残るのではなく、ハクと共に行くことを選びます。

ヨナを守りたいハクは、当然拒否するわけですが、ヨナのとっておきの殺し文句炸裂!

「私にハクをちょうだい!」

はい、ハク陥落(笑)

ヨナ、無自覚の小悪魔ちゃんなんでしょうか。

幼少期から、ハクはヨナの言動に負けちゃっていたみたいですからね。

ハクの「惚れたモン負け」なキャラクターが愛おしいです。

がんばれ、ハク!

こうしてヨナとハクは、隠れて生きるという選択肢を捨て、スウォンに立ち向かう未来を選ぶのです。

 

風の部族と長老・ムンドクの暖かさ

ハクの故郷である風の部族。

この集落の人々は、本当に暖かいです。

城を追われ、抜け殻のようになっていたヨナを、家族のように迎え入れます。

ヨナの心は、彼らによって復活できたといっても過言ではありません。

そして風の部族の長老・ムンドクが、実に格好いいです!

彼は聡明かつ懐の深い人で、ヨナ・ハク・スウォンのことを、自分の孫のように愛しています。

だからこそ、仲睦まじい幼馴染だった3人が引き裂かれたことを、とても悲しんでいます。

ハクとヨナが風の部族を去るときの、ムンドクとの別れのシーンは、涙を誘われますね。

ハクの、部族長としての最後の命令、「風の部族とヨナを守れ」という言葉に対し、愛するハクとの今生の別れに涙を浮かべながらも、「御意」と力強く答えます。

そしてヨナには、「貴女が絶望したときは、誰を敵に回そうとも、風の部族がお味方する」と言うのです。

ムンドクの深い愛情が伝わる名シーンですね。

本当に暖かくて、格好いい長老です。

 

か弱い姫君だったヨナの覚醒

風の部族を去る辺りから、ヨナの精神に変化が見えてきます。

これまでは、自分のことしか考えられないような、視野が狭くて幼い少女という感じで、ただただ守られるばかりの、か弱い姫君でした。

しかし、自分が風の部族にとどまれば、部族の民に危険が及ぶと考え、ハクと共に旅立つことを選んだり、追っ手にハクが傷つけられたときは、自分の身を呈して彼を助けようとします。

すごい変化です。守られることが当たり前だった、か弱いヨナの精神に、「私が守るんだ!」という、強い明かりが灯ります。

王座を得るために平気で民を傷つけていく、火の部族やスウォンに対し、ヨナは深い疑問と怒りを覚え、彼らと戦う勇気を得るのですね。

これからのヨナが、どう成長していくのか楽しみです。

 

「暁のヨナ」の感想・ネタバレまとめ

ヨナ・スウォン・ハクの友情と、無情な覇権争いが今後どうなっていくのか、目が離せない展開となっています。

舞台は古代中国がベースになっていますので、歴史もののファンタジーがお好きな方はオススメです。

主軸は王位を巡る覇権争いではありますが、友情と恋愛要素も強く、ヨナとハクをはじめ、割とコミカルなキャラクターも登場するので、読みやすい作品です。

 

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