【無料で読める】アラクニド 感想|殺し屋となった女子高生の物語

12月 14, 2017

アラクニド 1巻 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER)

原作 村田 真哉
作画 いふじシンセン
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今回紹介する「アラクニド」は、殺し屋となった女子高生アリスが、次々と襲い来る刺客と戦い成長していく物語。

命を懸けた激しい肉弾戦、敵の裏をかき罠を張る頭脳戦、相手を揺さぶる心理戦など、様々なバトルが楽しめます。

アリスの命を狙う「組織」のボスとはいったい誰なのか?なんのためにアリスを狙うのか?サスペンス要素も盛り込まれたバトルアクションです。

「アラクニド」のあらすじ

父親はおらず、母親は自殺し、叔父の家に引き取られた女子高生アリス。

学校では壮絶ないじめに遭い、家庭では叔父からの虐待の危機にさらされていたアリスの前に、一人の殺し屋が現れます。

殺し屋の名は「蜘蛛」。

特殊な武器を使う蜘蛛はアリスの叔父を殺し、その場に居合わせたアリスまでをも殺そうとします。

しかし命の危機に直面したアリスは、「先天性集中力過剰」と呼ばれる精神疾患により驚異の集中力を発揮し、蜘蛛に反撃。

そのことに殺し屋としての才能を見出した蜘蛛は、アリスを殺し屋として育て、自身を殺させます。

次なる「蜘蛛」となったアリスは、「組織」から次々と放たれる刺客を相手にバトルを繰り広げ、組織の陰謀、そしてボスの正体へと迫っていくのです。

 

多彩なミスリード…まさかの黒幕と結末

「組織のボスは誰かのか」というのは、最初から最後までストーリーの要となっていました。

黒川かと思いきや倉本、倉本かと思いきや、なんと黒幕は田嶋頼子!

途中、完全に死んだものと思っていた頼子が黒幕だったのは、驚かされました。

初めはいじめていたのに、急に手のひら返して怪しいな(何か重要なカギを握ってはいるな)とは思っていましたが、まさか黒幕だったなんて。

ボスが頼子だという伏線は何もなかったですし(気付かなかっただけかもしれませんが)、そう考えると頼子は本当に「ただの女子高生」として完全に溶け込んでいたということですね。

頼子が今までしてきたことを考えると、決して許されることではありませんが…人生最後の楽しみが「普通の女子高生として過ごすこと」というのは、なんだか少し哀れに感じます。

 

無限の可能性を秘めた「蜘蛛」の戦術

「アラクニド」は昆虫をモチーフとした特殊能力を持った殺し屋たちの物語です。

普通主人公と言えば「カブトムシ」や「カマキリ」あたりが強そうなイメージがありますが、この作品ではあえて「蜘蛛」を主人公としていますね。

蜘蛛は種類によって特徴も生態も様々なので、バトルの内容にとても厚みが出ています。

戦う相手によって全く違う戦法をとり、何重にも罠を張る。

初めは「主人公はもっと強そうな虫にすれば良かったのに」と思っていましたが、様々なタイプの敵と戦うには技の引き出しの多さが必要になってきます。

単純に「強そう」な昆虫ではないですが、「殺し屋」という職業においてはピッタリな虫選だったと思います。

 

キリギリスの動きと組織の今後、新たなボスとは

物語の中盤から動きを見せていたキリギリス。

雀蜂からの命で動いていたかと思いきや、終盤ではさらに別の人物の下についているような発言が見られました。

そして「新しいボス」とは一体誰のことなのか?

頼子が死んだら組織は終わりかと思いきや、この状況も予測して動いていた人物がいたということですよね。

そもそも主人公であるアリスが組織に入らずに進むストーリーだったために、組織の内情などについてはあまり詳細に語られていません。

もし続編があるとするならば、新たなボスについて、そしてアリスと組織が今後どう関わっていくのかについて…本作でははっきりと明かされずに終わった伏線が、明らかになることを期待したいです。

 

本当に人間?「虫」の力を持った殺し屋たち

アリス(蜘蛛)の場合は、持って生まれた「先天性集中力過剰」の力と特殊な武器が合わさって、様々な戦術を繰り広げることが可能です。

多少「人間離れ」しているとは言え、それでもまだ「人間として”有り”だな」と思えるレベルでした。

単純に「腕力・脚力がある」「感覚が鋭い」なんてのも、まだ人間として納得ができますし、サソリのように科学的に作った毒や武器を使うのも分かります。

しかし、ゴキブリから出る粘液とか、気絶しても神経の働きで動けるとか…女王蟻やネジレバネの能力など、もう「人間離れ」を通り越して「虫そのもの」ですよね。

虫が長年の進化で手に入れた能力や、なぜその能力を持ったのか解明されていないものを、人間が持っているというのはかなり違和感があります…。

その辺の設定にもっと説得力があったらな、というのが、ちょっと残念だった点ですね。

 

「アラクニド」の感想まとめ

アラクニドは「バトルもの」としてよりも「サスペンス」として見るほうが面白い作品かと思います。

バトル自体は個々の能力に説得力がないことも多いのと、いまいち何が起こっているのか描写が分かりづらいことも少なからずありました。

しかしストーリーは完成度が高く、ボスの正体や組織について、誰が敵なのか味方なのか、どうやって敵を倒すのか?…といった謎を考えながら読むと、とても楽しめます。

派手なバトルアクションが好みの人には少し向いていないかもしれませんが、「頭脳戦」が好きな人にはぜひおすすめしたいです。

最初にも書きましたが、アラクニドのスピンオフ「キャタピラー」も、マンガUP!で読む事ができますよ。

キャタピラー 1巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)

 

 

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