アトム・ザ・ビギニング|A10-6のロボットとしての自我の目覚め

「アトムザビギニング」あらすじ・ストーリー

国立練馬大学に通う大学院生である「お茶の水博志(おちゃのみずひろし)」と、「天馬午太郎(てんまうまたろう)」はロボットを専門とする第七研究室のたった二人のメンバーだった。

2人は、次世代の人工知能「べヴストザイン」の研究に取り組んでおり、この最大の目的は、ロボットに自我(こころ)を持たせること。

その人工知能を搭載したロボット「A10-6(エーテンシックス、通称シックス)」であった。

シックスが、テーマパーク「メカシティ」でのロボットの大爆発を未然に防いでから、徐々に自我に目覚め始める。

シックスは、目覚める自我の中でどう行動していくのか?

「心優しき科学の子」が熱く、そして繊細なストーリー。

 

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アトムザビギニングの感想・ネタバレ

アトムの自我が目覚めるところが描かれる

なんといっても、一番の注目どころはこの「自我(こころ)の目覚め」。

一番、人の心らしい描写があるのが、2巻でロボットの格闘大会に出て、マルスに破壊されたボディを修復してもらうシーン。

第三者的な目線で描かれる事の多いマンガの世界ですが、このシーンに限って言うと、シックスの目線から、お茶ノ水、天馬、そして、ランがシックスを修復する様子が描かれているんですよ。

シックスの目線から描かれる事によって、まるで自分がシックスになったかのような気持ちになり、 オーバーに表現すると、まさにシックスの自我が自分と重なっているかのように感じるんですよね。

そこまで意図しているかどうかはわかりませんが、「ロボットに自我を持たせる」というシーンを、読者の気持ちと合わせることで、描写がより豊かになっています。

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アトムを知らなくても楽しめる

僕はアトムを生で見ていた世代ではありません。さらに言うならば、ラストもどういう風になったか知りませんし、毎回どういう内容で展開されていたのかも知りません。知っているのは、心優しい100万馬力のロボット、ということだけ。

この「アトム・ザ・ビギニング」では、いわゆる「アトム」らしさはあまりないように感じます。

内容的にも、子供向けではなく、むしろ大人向けの内容になっている印象。

そのため、アトムを知らない人でも、「ロボットが自我を持ち始めたらどうなるか?」というコンセプトで十分に楽しめるんですよね。

 

本格的な機構が細部まで描かれたロボット達

この「アトム・ザ・ビギニング」で欠かせないおすすめポイントが、登場するロボットの綿密な機構。巻末に、ロボットの設定が細かく書かれていますが、これが綿密過ぎて、驚きます。

ロボットのマンガなので、たくさんの種類のロボットが出てきます。

特に、1巻に収録されている「ロボットレスリング」は、まさにロボットたちの饗宴。

その一つ一つのロボット達が、全く違う形で、かつ丁寧に書かれているのを見るだけでも、このマンガを一読する価値があると思います。

 

「アトム・ザ・ビギニング」まとめ

冒頭にも書きましたが、月刊ヒーローズ、キテますね

この「アトム・ザ・ビギニング」の他にも、ウルトラマンの未来を描いた「ULTRAMAN1(ヒーローズコミックス)」も面白いですし、このサイトで過去紹介した「キリングバイツ1(ヒーローズコミックス)」も魅力的な作品。

宝島社が実施している、2016年度の「このマンガがすごい」では、ビームコミックスの「ハルタ」がキテましたが、来年ぐらいから、月刊ヒーローズが席巻するのではないのでしょうか(予想半分、僕の希望半分です)。

引き続き、この「アトム・ザ・ビギニング」を購読していきたいと思います。