【無料で読める】リィンカネーションの花弁 感想 【「才能」への渇望にも似た憧れが彼を異能者とのバトルに招く】小西幹久

リィンカーネーションの花弁 1 (BLADE COMICS)

作者  小西 幹久
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R.O.D、ドリフターズ、文豪ストレイドッグス、Fateシリーズなどなど、偉人召喚系異能者バトルものはヒット作品も多く、人気のあるジャンルです。

「リィンカネーションの花弁」も偉人召喚によって異能を手にした能力者達が登場するのですが、善人ばかりではないアウトローな「偉人」達も入り混じり、異才鬼才が百花繚乱するバトルアクションコミックです。

リィンカーネーションの花弁は、「マンガZERO」で連載されています。

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「リインカーネーションの花弁」あらすじ

扇寺東耶、16歳、高校生。

成績優秀な彼は、だが「才能」を欲していました。「神童」と呼ばれながら早逝した兄を超える「才能」を。彼のクラスには一人だけ、「持つ者」がいます。灰都=ルオ=ブフェット。

剣道の特待生でありながら、その「才能」故に剣道部を廃部に追い込んだという逸話を持つ少女です。凡人の少年に天才の彼女は、学校の帰り道に声をかけてきます。

「私たちは似てると思うけど」「今夜はよい満月になりそうだからさ」――意味深な言葉を残し、少女と別れたその日の夜、東耶は灰都の言葉のとおり、美しい月と、散る花の花弁と、殺人の才能にあふれる一人の男に遭遇します。

首を掻ききって前世の才能を引き出す「輪廻の枝」が引き合わせた異能者たちの死闘を描く、「リィンカネーションの花弁」。コミックスは既刊6巻、第一話と最新話がwebコミックサイト「マグコミ」にて公開中です。

 

「才能」を持つものへの「嫉妬」を隠さない主人公・東耶

偉人の能力を利用して異能バトルを展開する作品は数多くありますが、基本的には偉人本人を呼び出ししているのがほとんどではないでしょうか。

たとえばR.O.Dでは偉人の遺伝子を元にクローン生成を行い、Fateシリーズは遺物を触媒として「英霊召喚」を行います。

しかし本作品では、偉人本人ではなく、偉人の「才能」を、「輪廻の枝」と呼ばれる小さなナイフによって、自分自身に引き出しす、という形を取っています。

前世が誰かはわかりませんし、どんな能力を引き出すことになるかもわからない、という二重のリスクがあります。

そのリスクを理解してなお、主人公・東耶は「輪廻の枝」を使うことを決意します。

彼はクラスメイトの灰都が剣の才能を持つことに嫉妬し、塾の帰り道に遭遇した「ムーン・マニアック」ことアルバート=フィッシュの殺人の才能にさえも嫉妬するほど、「才能」を欲しているのです。

この東耶のメンタリティは、「才能」を得たあとも続きます。「才能」あるものに嫉妬し、自ら得た「才能」にも苦悩し続ける主人公・東耶の姿は、生々しくもあり、どこか共感を覚えます。

 

見応えあるバトルアクションシーンとユニークな異能者こと「廻り者」たち

本作品魅力の一つは異能者同士のバトルアクションです。

さっそく第二話から、灰都がその前世である宮本武蔵から引き出した「歪二天礼法」を駆使して、人食い殺人鬼アルバート=フィッシュ(の才能に開花してしまった青年)との一騎討ちを繰り広げます。二人の戦いに巻き込まれ、「ノイマン」の指示をたよりに死地をかいくぐる東耶の、「才能」獲得前の活躍もなかなかの見どころです。

さて、東耶を補佐した「ノイマン」ですが――某TRPGを知っている人ならにやりとしたのではないでしょうか。

天才数学者でありコンピューターの生みの親であるその才能を引き継いだのは、車椅子の少女です(※「かわいい」「小さい」は禁句)。

「彼女」は輪廻の枝によって能力を獲得した「廻り者」たちの集団である「偉人の杜」を率いています。

メンバーには他に、リンゴ頭のニュートン、男嫌いのアインシュタイン(※女子)などがいて、シュレディンガーに至ってはネコ人間です――どうやら「輪廻の枝」を使って前世の才能を引き出して「輪廻返り」をすると、容姿が変貌するのです。

程度は人によって違いますが、たとえば灰都は、白に近い灰色の髪が黒髪に変わります。

そうそう、「偉人の杜」には舩坂弘もいます。男性です。分隊長はわりと分隊長のままです。

 

前世の異能を手にした彼らが巻き込まれる争いと辿り着く末路

「輪廻の枝」による「輪廻返り」には、最初のうちは時間制限があります。

廻り者が輪廻返りを繰り返すと、やがて時間制限を失います。「偉人の杜」の「廻り者」のうち、東耶と灰都以外のものはすべて時間制限を失った「完全な廻り者」です。

言ってみれば、彼らは現世の自分を捨て去った者たちではないでしょうか。

実際、時間制限を失った「完全な廻り者」は、敬意を表して前世の名で呼ばれていますが、それはすなわち、現世を生き抜くことを放棄した、あるいは不可能になったからではないか、というのは考えすぎでしょうか?

「人類貢献」を掲げ、前世と同様に蛮行を行う罪人の排除を目指す集団「偉人の杜」は、やがて、かつての仲間だった偉人達を含む「罪人軍」との対決に向かっていきます。

しかしその影には、彼ら偉人ばかりでなく、全人類をも巻き込む、大きな計画が隠されていました。

「偉人の杜」と「罪人軍」、双方入り乱れての闘争の過程で、出会うはずのない偉人たちが出会い、戦い、時には邂逅を果たします。このあたり、すごくロマンにあふれていて、いいです。

 

「花弁のリィンカーネーション」の感想・ネタバレまとめ

「偉人召喚異能バトル」のフィクション作品で現在一番知名度が高いのはFateシリーズでしょう。

それらの作品ではさまざまな方法で「英霊」や過去の天才たちが召喚されますが、彼らは「マスター」などの代行者にすぎず、英霊・偉人たち本人の意志は召喚された先には影響しないあるいは介入できない、というのが一種暗黙のルールになっている気がします。

しかし本作品では、天才達の名で呼ばれてはいても、現実に思考し戦っているのは現在を生きている「誰か」です。

現世の自分をまだ失っていない灰都と東耶は、まだ「完全な廻り者」にはなっていませんが、それが今後、大きな意味を持つのではないでしょうか。

「才能」を巡り、全人類、そして東耶や灰都たちの未来が大きく揺れ動く「リィンカネーションの花弁」、その最新話から目が離せません。

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