【無料で読める】カノジョは官能小説家 感想・ネタバレ 【タイトルとは裏腹なラブストーリー】後藤晶

12月 13, 2017

カノジョは官能小説家 1 (1) (ヤングガンガンコミックス)

今回、紹介するのは、「カノジョは官能小説家」です。

エロスだけではなく、意外にもストレートな恋模様が描かれたストーリーです。

この「カノジョは官能小説家」は、マンガUP!で無料で読む事ができます。

彼女は官能小説家のあらすじ

主人公の椎名は、SM系の官能小説を扱う新人の編集者。

彼はずっと憧れていた官能小説家・黒鬼先生の担当になりました。

ドSな黒鬼先生に、官能小説のモデル(基本的にM役)をさせられたり、酷い目に遭わされる椎名ですが、次第に2人は信頼関係を築いていきます。

そしてその気持ちは、いつしか真っ直ぐな恋心に変わっていくのです。

少しずつ近づく椎名と黒鬼先生の距離ですが、仕事関係や互いの元恋人など、様々な障害が2人の恋路を阻みます。

開けっぴろげなエロに純粋な恋が絡む、ラブコメディなストーリーになっています。

主人公・椎名のドーテイぶりとスケベっぷり

まず笑えるのが、この作品の主人公・椎名の純情っぷり。

官能小説を読んでは、鼻血ぶー。女性のコスプレや緊縛姿を見ては、鼻血ぶー。

オマエは何十年前のギャグ漫画だよ! と突っ込みたくなりますが、そんな椎名の素直すぎる反応は、逆に新鮮でもありますね(笑)

彼の放った名言は、「愛のあるエロは、最高にエロい!」

ド直球です。さすがは官能小説を読んで妄想を膨らませ、鼻血ぶーするだけのことはあります。椎名のエロスに関する信念は、なかなか凄まじいです。

黒鬼先生に気に入られたのも、そういう「エロスへのブレない情熱」を認められたからなんでしょうね。

黒鬼先生という女性

黒鬼先生は、見るからにドSですし、実際にやることも、まさしくドSです。

コスプレや縛ったりするために女の子のモデル・アユミを使っていますし、

あまつさえ編集者の椎名にまでも、官能小説のネタにするために様々なプレイを強いるのです。

でも、そんな「女王様」的な仮面を剥ぎ取れば、実は不器用で弱い女性なんだと思います。

「弱い犬ほどよく吠える」ではないですが、黒鬼先生のドSな姿は、弱い自分を守り、隠すために行なっている、「擬態」のようなものなんじゃないかなあと思います。

そう解釈すると、黒鬼先生の言動が、いじらしく見えたり、可愛く見えたりしますね。思わず、「素直になれよ!」と声をかけてあげたくなります。

意外にも王道ラブストーリー

官能小説家という、露骨なエロスが主軸になっている作品ですので、SM的な絵や、エッチな場面が多々出てきます。

しかしその実体は、椎名と黒鬼先生が恋に落ちて行く様が描かれた、王道のラブストーリーなのです。

黒鬼先生をライバル視し、黒鬼先生を陥れようとする女性官能小説家・姫咲や、椎名を敵視しているモデル・アユミ、椎名の仕事を邪魔しようと裏で糸を引く、黒鬼先生のお世話係の女性・咲子。

などなど、仕事方面での障害が満載!

みんな可愛い女性たちなのですが、やることがことごとく陰険というか…「女の嫌な部分」というものを、見事にフォーカスされたキャラクターたちです。

また、椎名と黒鬼先生、それぞれの元恋人が登場します。元恋人が障害になるなんて、まさに王道の展開で、熱いですね(笑)

黒鬼先生の元恋人は、彼女を拉致したりと、ピンチな展開をもたらします。

反対に、椎名の元恋人は可愛いですね。

彼女のセリフで素敵だったのは、「相手の気持ちが知りたいなら、まずは自分の気持ちをさらけ出さないといけないよ」です。

恋愛というか、人付き合いをする上で、大切なことの一つですよね。

自分を全て見せるのって、怖い。でも、丸腰で相手の心に飛び込んで行く勇気を持ったとき、初めて互いの心に触れ合うことができるのかも知れません。

元恋人のこの語りかけが、椎名の黒鬼先生への気持ちを後押しする、印象的な場面です。

元カノが、新しい恋愛の背中を押す。

こんな展開も、実に少女漫画チックな、王道ラブストーリーですね。

椎名と黒鬼先生の恋愛の行く末

結論から言うと、結局2人の恋はうまく実ることができませんでした。

いや、一瞬は実ったんですよ。でも結局、ボトッと落ちてしまうんです。

きっかけは、椎名と付き合ってから、黒鬼先生の作品の人気が落ちてしまったこと…別れは、椎名なりに考えての結論なんでしょうが、「なんで!?」と言いたくなる展開です。

「不器用すぎる恋愛」という感じですね。

椎名も黒鬼先生も、2人とも不器用なんです。性格が真っ直ぐな椎名は、うまく立ち回ることができないし。何よりの障害は、黒鬼先生が、少女のように純粋過ぎたことなのかも。

椎名と黒鬼先生の2人のうち、どちらかが器用で恋愛上手だったなら。あるいは、不器用なりに2人とも、もっと早く素直になれたなら。

もしかしたら、2人の未来は結ばれたんじゃないのかなあと思います。

黒鬼先生が、「なんでよ! ふざけんじゃないわよ!」と、椎名を叩きながら泣き叫ぶシーンは、読む側としても、とても苦しいです。むしろ、読者こそ「なんで!」と言いたいです。

「やっと自分の心を預けられる人と出会えたと思ったのに!」という黒鬼先生のセリフが、切ないです。

本当に不器用で、火花が散っていくように、熱くて儚くて。

いい大人のくせして、青春時代みたいな恋愛しかできなかった、不器用過ぎる2人なんです。

彼女は官能小説家の感想・ネタバレまとめ

エッチだし、SM的な要素も出てきますが、そこまで激しくはありません。

骨子は王道のラブストーリーです。恋愛ものが好きな方には、ぜひおすすめしたいです。

絵柄も可愛くて、黒鬼先生も、他の女性たちも、みんなそれぞれに可愛らしいです。性格に難のある女の子ばっかりですが(笑)

椎名と黒鬼先生が結ばれない部分については、おそらく賛否両論だろうなと思いますが、そこに行くまでの過程がとても面白いです。

昔からある、ラブコメディという感じのストーリーが楽しめますよ。

 

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