【無料で読める】風の大地 感想・ネタバレ【プロゴルファーの世界を成長を通して描く】

12月 13, 2017

風の大地 70 (ビッグコミックス)

作者 坂田 信弘
かざま 鋭二
最新刊 69巻(2017/09時点)
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十代のアマチュアゴルファーがツアートーナメントに参加し優勝、プロ宣言をしてプロゴルファーになるというニュースを聞いたことがありませんか?

しかし、プロゴルファーになるにはもう一つルートがあります。「プロテストを受けて合格する」という方法です。

このマンガは、24歳の青年が研修生を経てプロゴルファーになり、やがて海外ツアーで優勝するような、一流プロゴルファーへと成長していく姿を追う素晴らしい作品です。

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風の大地のあらすじ

沖田啓介、24歳。京都大学中退。鹿沼カントリークラブ所属のゴルフ研修生です。

彼はやがて、ゴルフをはじめて1年という驚異的な早さでプロテストに合格、プロデビュー後、タイオープンで優勝を飾ります。

その後も世界各地のトーナメントで上位に食い込み、一流のプロゴルファーとして戦績を重ねていきます。

沖田という一人の青年が、鹿沼カントリークラブに集う人々の中で成長しプロテストに合格するまでの日々、そしてプロテスト合格後はアジアサーキット参加を皮切りに世界の強豪プレイヤー達と競い合う熱戦の様子を、丹念に綴った作品です。

 

ゴルフ研修生という物語の始点・視点の巧みさ

最初に言及したとおり、プロゴルファーへの道としてよく見聞するのは、「十代半ばのアマチュア選手がツアートーナメントに参加して優勝し、プロ宣言する」というもので、石川遼選手はその代表例でしょう。

一方、プロテストを受けてデビューするという方法もあって、池田勇太選手が該当します。男子のプロテストの合格率は5~10%だそうで、これを他のプロスポーツと比較した時に高いのか低いのかは、見方によって変わるでしょう。ですが、仮にプロになったとしても、そこから先、さらに厳しい道が続きます。

この物語の主人公、沖田啓介は24歳。プロテストに年齢の上限はないとのことですが、16歳から参加可能なゴルフの世界では、若い方とは言えない年齢でしょう。

また、鹿沼カントリークラブには、プロになることを諦めてクラブ職員として働いている元研修生もいます。テストを通過しなくてはプロにはなれず、またプロテストに合格してもすぐにツアーに参加出来るわけではない。読者はプロゴルフの世界の厳しさ・険しさを垣間見ながら、沖田の挑戦を追いかけていくことになります。

 

プロスポーツにおける「20代半ば」という年齢のリアリティ

プロスポーツは、どのような種目も肉体的負担を伴います。

男性の場合、骨格に併せて筋肉をビルドアップすることができる20代中盤から30代序盤までが、選手として最も脂の乗った時期を迎えることになります。そしてその年齢を迎えた時、どこで戦っているかが重要になります。

沖田はプロテスト挑戦が24歳(合格時は25歳直前)ですが、そもそもゴルフを始めたのがその前年からという設定です。

作中で既に「ゴルフを始めて1年でのプロテスト合格は不可能」との言及があるのですが、アマチュア経歴がほぼないままにプロゴルファーになった青年が世界に挑戦するには、25歳という年齢は、そういったリアリティを踏まえた設定と言えるでしょう。

 

鹿沼カントリークラブに集う人々

全体を通じて、沖田のプロテスト合格までの物語(コミックスで言えば四巻まで、webコミックの場合は通しで39話目)は、やはり一つの区切りとなっています。

沖田が研修生として所属している鹿沼カントリークラブで出会う人々は、沖田に大きな影響を与えます。同じ研修生でプロテスト合格を目指す笠崎、長谷川。師として仰ぐ小針春芳(実在のプロがモデルだそうです)。

そして忘れてはならないのが、かつてプロテスト合格を目指していたものの25歳で諦めて、鹿沼CCの料理人として働いている宇賀神の存在です。

宇賀神と笠崎は、良くも悪くもそのキャラクターが青年誌的な雰囲気を持っていますが、笠崎は沖田の同志として、宇賀神は沖田の先導者として、ゴルフ経験の浅い沖田にとりなくてはならない人物として描かれています。

宇賀神はしかし、実は肝臓癌に冒されていて・・・・プロテスト当日の伏流的なシナリオをあんなにも劇的なものにするとは、予想外でした。晴れて沖田はプロテストに合格するのですが、宇賀神のおかげで味わい深い読後感を引き出しています。

 

ゴルフとマンガの相性

世代もあると思いますが、ゴルフマンガ・アニメといえば、「プロゴルファー猿」とか「ライジング・インパクト」など、10代中心の少年が活躍する作品が思い起こされます。

  • プロゴルファー猿 1 新版 (藤子不二雄Aランド Vol. 89)
  • ライジング インパクト 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

特に「プロゴルファー猿」は、旗包みとかモズ落としとか、愉快な必殺技もありました。「風の大地」を見ていてそのプロゴルファー猿を思い出したのですが、ふと気が付いたことがあります。

ゴルフは基本的に個人競技です。テレビ中継や直接観戦も可能ですが、プレイヤーの目線、あるいはゴルファーを中心にしたとき、一番画面が映える競技なのではないでしょうか。

「風の大地」においても、スウィングのときの引きの絵や、ティショットからグリーンを目指して弧を描くボールとそれを追いかけている選手など、ダイナミックな構図のシーンがたびたび描かれています。この画面の面白さは、試合中継や観戦では味わえない、ゴルファー視点の再現であり、ゴルフとマンガ表現の相性の良さがあるのではないでしょうか。

「風の大地」感想・ネタバレまとめ

ここまで、沖田のプロテスト合格までを中心にご紹介しましたが、その後のプロとして参加するツアーでは、数々の魅力的な強豪との戦いが描かれます。中には実在の選手も登場しますので、ゴルフファンには是非お勧めしたい作品です。

あと、この作品、CGを駆使しての実写化に向いているようにも思うのですが、如何でしょう?

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