【無料で読める】不機嫌なモノノケ庵 感想・ネタバレ【妖怪祓いの仕事をする高校生を描いたモノノケファンタジー】ワザワキリ

不機嫌なモノノケ庵 (1) (ガンガンコミックスONLINE)

作者  ワザワキリ
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今回、紹介するのは、「不機嫌なモノノケ庵」です。

高校入学と同時に、モジャモジャした妖怪に取り憑かれてしまった芦屋花繪(あしや はなえ)くん。

保健室で「妖怪祓い」のチラシを見かけ、藁にもすがる思いで電話します。

電話に出たのは、安倍晴齋(あべの はるいつき)。

彼は物怪庵の主であり、妖怪祓いをしている男でした。

本作品は、花繪と晴齋が、学校に巣食う妖怪を祓っていくというストーリーです。

「不機嫌なモノノケ庵」は、マンガUP!で無料で読む事ができますよ。

 

 

「不機嫌なモノノケ庵」のあらすじ

主人公の芦屋花繪は高校入学早々、謎のモジャモジャした妖怪に取り憑かれ、体調を崩していました。

登校しても校門で倒れ、保健室に運ばれる日々。ある日、花繪は保健室で不思議なチラシを発見します。

それは「妖怪祓い」のスタッフ募集。だんだん大きくなっていくモジャ妖怪に、命の危険を感じていた花繪は、

藁にもすがる思いで電話をしました。電話に出たのは、安倍晴齋。

物怪庵の主であり、妖怪祓いを仕事としている高校1年生でした。

花繪は、モジャ妖怪を祓ってもらう代償として、晴齋の下でバイトとして働くことになるのです。

学校に巣食うさまざまな妖怪たちを、隠世(かくりよ)に送り出す、2人の活躍を描いたストーリーです。

 

心優しき物怪庵の主・安倍晴齋

妖怪祓いを仕事としている高校1年生・安倍晴齋。

あからさまに、安倍晴明をもじったような名前ですが(笑)、式神を操って妖怪を祓うわけではありません。

晴齋が操るのは、物怪庵(モノノケあん)。庵というのは、「僧侶などの世捨て人が使用する小さな小屋」みたいな意味ですね。

晴齋の使う物怪庵は、いわゆる茶室のようになっています。初登場シーンは、和服を着てお茶をたてていました。

晴明というより、利休みたいですね(笑)

晴齋は、基本的に上から目線だし機嫌が悪い。授業中は寝てるし金髪だしで、見た目は不良みたいです。

しかし、物怪庵で和服を着て、妖怪を祓う仕事をしているときの彼は、凛々しくて、何より慈悲深くて、カッコイイですよ。

 

妖怪のために、妖怪を祓うという概念が新鮮

この作品における「妖怪を祓う」という概念が、新しいです。

「祓う」と言われると、「人に害なすモノを追い払う」みたいな印象を受けるかと思います。

しかし、晴齋の「祓う」という行為は違います。現世(うつしよ)にいる限り、妖怪は孤独。

だから、妖怪が本来存在するべき、隠世(かくりよ)に送ってあげる。

つまり、妖怪を救うために祓うのだ、ということですね。

晴齋は、現世と隠世を結ぶ「隠世の扉」を出現させることができます。

しかし体力を相当消耗するため、1日2回が限度だそう。

現世を彷徨う妖怪を、この扉から隠世に送ってあげることが、「祓う」ということなのです。

しかし、祓うにはある程度、妖怪を小さくしなくてはいけません。妖怪を小さくするには、妖怪の願いを叶えてあげる必要があるそうです。

この辺りの設定も、斬新ですよね。

有無を言わせず妖怪をやっつけるのではなく、妖怪と心を通い合わせて願いを聞き、それを叶えてあげる。

妖怪というオカルト系の素材を扱いながらも、すごく優しい空気が漂う作品です。

 

登場する妖怪たちが、愛情深くて新鮮!

「妖怪」というと、人にイタズラしたり、あるいはもっと酷い、災いをもたらしたりするような悪い物を想像するかも知れません。

妖怪=悪で、それを祓う人=正義。みたいな図式の作品は、よく見かけますよね。

しかし、この作品に出てくる妖怪には、「情」が感じられます。

例えば、はじめに花繪に取り憑いた妖怪・モジャモジャは、人に飼われていたペットが死んで、妖怪になったもの。

尻尾が3本生えていますが、モフモフした毛並みの丸っこい姿をしています。(花繪に取り憑いているうちに、だんだん大きくなっていきますが)

「なんでコイツが、殴られても蹴られても、必死でお前にしがみついていたと思う?」

晴齋が、花繪にモジャモジャが憑いた理由を教えてくれます。

それは、花繪に危害を加えたかったわけではなく、寂しかったから。

妖怪は、ほとんどの人には見えません。

元ペットの妖怪は、生前のように人に芸を見せたり、甘えたりします。

誰も気づいてくれないのに。

だから、花繪が自分に気づいてくれたことが嬉しかったんですね。

殴られても、また独りぼっちになるよりはマシだから、モジャモジャは必死で花繪に憑いていたというわけです。

ペットを飼った経験のある人なら、他人事ではないというか、心に響くエピソードですね。

また、妖怪の親分が、何とか子分だけでも隠世に送ってあげたいと、晴齋に頼むというエピソードも登場します。

この作品に出てくる妖怪は、何だかすごく愛情深くて、優しい気持ちにさせられます。

 

ビビリだけど心優しい青年・芦屋花繪

主人公の芦屋花繪(あしやはなえ)は、モジャモジャに取り憑かれたことがキッカケで、晴齋と知り合います。

そして、モジャモジャを祓って貰った代金100万怨(隠世の通貨)を借金として、晴齋の下でアルバイトをする羽目になるのです。

花繪は、モジャモジャに取り憑かれるまでは、妖怪なんて見たこともなければ感じたこともなく、「そんなの空想上のキャラクター」だと思っていました。

ですので、いきなり視える体質になってしまった彼は、ビビリっぱなしです(笑)

でも、花繪は優しい。優しくて、素直です。

ビビリながらも、晴齋に言われたことを理解し、そして妖怪の「本当の願い」を、きちんと理解しようとする人です。

子分だけを隠世に送り、自分は諦めようとしていた妖怪の親分に対し、

「そんな別れ方、子分たちは望んでない!」

と、親分も隠世に送り出そうと奮起するのです。

花繪の妖怪の気持ちを想像してあげる優しさは、晴齋の妖怪に対する慈悲深さに通じるものがありますね。

 

「不機嫌なモノノケ庵」の感想まとめ

妖怪を題材にしたオカルト要素の強い作品ですが、花繪と晴齋の2人も、妖怪も、情に溢れていて優しい空気の漂う作品です。

全然タイプの違う人間同士で、噛み合ってない2人ですが、妖怪祓いを通して、徐々にナイスコンビになっていくのを期待しながら読みたい作品です。

 

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