花鬼扉の境目屋さん|妖怪と人間のハートウォーミングストーリー

「花鬼扉の境目屋さん」のあらすじ・ストーリー

美しい鈴の音と共に花鬼扉の向こうからやってくるのは、人間界への様々な思いを抱えた妖怪たち。

主人公の花房実は、花鬼扉を管理し妖怪たちのサポート役をする「境目屋さん」です。

ある日、実の元へとやってきたのは、人間の保育士になりたいという心優しき鬼の青年。

力のコントロールができず子供を傷つけてしまうかもしれない…やっぱり無理だと諦めようとする鬼を、実は根気よくサポートし続けます。

そしてついに力をコントロールできるようになった鬼は、無事に保育士免許を取得することができました。

そんな実の元には、今日もまた新たな妖怪たちがやって来て、人間界での第一歩を踏み出すのです。

 

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不機嫌なモノノケ庵の感想

人間よりも人間らしい妖怪たち

親しかった人間のお墓参りをしたいという以津真天など、この作品にはとても人間らしさに溢れた妖怪たちが登場します。

そもそも妖怪というのは、人間が作り出した存在です。

いくら恐ろしい姿をしていようとも、そこに人間らしい”心”が存在するのは、やはり人間から作り出された妖怪だからこそでしょう。

様々な妖怪たちのストーリーが紡がれていますが、その中でも特に私が温かみを感じたのは、雷獣・夜彦のお話。

初めは「人間界でやりたい放題したいだけ」という人間らしさとはかけ離れた動機を持っていた夜彦ですが、おばあさんとの出会いから別れまでの間に、こんなにも人間らしくなれるものなのか、と感心するほどの成長を遂げました。

おばあさんが死を迎えた時、雷を鳴らし続けたシーンではハンカチが必須です。

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繊細なタッチで描かれた迫力と美しさ

私がまずこの漫画を読んでみようと思ったきっかけは、絵がとてもきれいで好みだったからです。

花弁一枚、羽根一枚、毛の一本に至るまで細かく丁寧に描かれており、独特の迫力と美しさに圧倒されてしまいました。

特に、以津真天や玉子など、鳥系の妖怪はものすごく細かく描かれていて感動すらします。

妖怪独特の不気味さと美しさが絶妙なバランスで描かれており、実際に妖怪を見たことはないけれど、本当にいてもおかしくないと思えるほど「リアル」な感じが伝わってきます。

いったいどのくらい時間をかけて描かれているのか…。

ページをフルに使った見せ場のシーンなどは、ぜひカラーでも見てみたい!と思わずにはいられません。

 

いろいろなタイプの境目屋さん

ストーリー中には、実以外にも境目屋さんが登場します。

もっと限られた人数しかいない特殊な仕事だと思っていたのですが、実の行動範囲にすでに2人はいることからも、それなりの規模の境目屋さんがいるのではと考えられますね。

実は妖怪に対してもひたすら優しく根気強くサポートしてくれるタイプですが、妖怪の言うがまま自由にさせたり、逆にビックリするほど厳しく指導するタイプなど様々。

もしも自分が妖怪だったら誰に担当してもらいたいか…と考えたら、やはり実でしょうか(笑)。

前述の二人も悪い人ではないですが、まだまだ境目屋としては未熟で実に助けてもらっていたし、今後の成長に期待。

実が「父親のやり方を真似しようとしていたけど、自分なりのやり方を見つけた」と言っているシーンがありますが、お父さんはどんな境目屋さんだったのかもちょっと気になります。

 

花鬼扉の境目屋さんの口コミ・感想

(40代・女性・在宅ワーカー)
この作品の魅力は、なんといっても花房の優しさです。 彼の役割は、人間界で生きる妖怪のサポートです。 ですが、花房は妖怪達をただサポートするだけではありません。 花房は、妖怪達に寄り添い、彼らの願いを叶えようとしてくれます。 そして、現れる妖怪達もそれぞれ個性的なんです。 なかでも、雷獣の夜彦の話しは素敵でした。 ケンカする事が楽しい夜彦。 そんな彼が出会った優しい老婆。 老婆との出会いは、夜彦に本当の優しさを知る事になりました。 老婆の為に、夜彦は大きな雷を鳴らします。 そんな、人間と妖怪の優しい交流がこの作品の魅力なのです。 気がつくと、自然と涙がこぼれていました。


(30代・女性・洋服販売)
妖怪が人間界に移住したら喧嘩や争いがあるのに妖怪が人間に興味を持っている設定というのが面白いと感じました。妖怪が人間に化けている姿が可愛いらしいと感じました。いつの間にかつのが出ていたり人間がしない動作をしていたので笑ってしまった。子供と遊んでいる妖怪の笑顔が見ていて笑顔になってしまった。免許もとって子供たちをあやす姿は人間そのものにしか見えないと感じた。好きなことを仕事にするのはとても良いなと思った。自分がやりたい仕事をやり、お金を貰い充実した毎日を過ごせるなら自分のしたい仕事をしたいと改めて感じました。


 

花鬼扉の境目屋さんが好きなら「不機嫌なモノノケ庵」がおすすめ

「不機嫌なモノノケ庵」は、現世にとどまる妖怪たちを、隠世へと導く(祓う)お話です。

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男子高校生の芦屋は、ある妖怪にとり憑かれたのをきっかけに、物怪庵の主である安倍の元でアルバイトをすることになりました。

安倍の仕事は、「隠世の扉」を通して妖怪たちを現世から隠世へと導くこと。

様々な妖怪たちの悩みや未練を解決しながら描かれる、人間との不思議な絆を描いたストーリーです。

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「花鬼扉の境目屋さん」の感想・ネタバレまとめ

妖怪系のストーリーが好きな人にはとってもおすすめだよ!

妖怪と人間の触れ合いを描いた漫画は数多くありますが、その中でも特に心温まるストーリーを読みたいならこの作品がおすすめです。

美しい妖怪たちの姿が描かれているのも、おすすめポイント。

ホラーテイストは全くないので、怖いのが苦手な人でも安心して読むことができますよ!