【無料で読める】シバトラ 感想【未成年による犯罪をリアルに描いた名作】

シバトラ(1) (週刊少年マガジンコミックス)

作者 安童 夕馬
漫画  朝基まさし
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小池徹平さん主演のドラマを観て気になり読んだ「シバトラ」

ドラマと原作はかなり違っていたので別の作品として楽しめました!

今回はこちらの作品をネタバレしつつご紹介させて頂きます。

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少年にしか見えない熱血警察官が少年犯罪と向き合うストーリー

柴田竹虎は警察官の服を着ていても少年と間違えられる容姿をした新米警察官。

見かけとは裏腹に剣道に長け、未成年の犯罪に対して熱い思いを抱いています。

兼ねてより希望していた高円寺警察署・生活安全課少年係に配属された彼を、深い闇を抱えた子供達と、難しい少年法との戦いが待ち受けていました。

それでも「子供達は必ず更正出来る」という信念を曲げずに、心から彼らを信じ親身になって良き大人となるよう切磋琢磨して行きます。

そして彼には秘密がありました。

それは、死期が近い人間に忍び寄る「死神の手」が視える事!

それが視えるきっかけとなった、明るい竹虎の痛々しい過去の数々に心が痛む…。

これは未成年の犯罪と、それに立ち向かう竹虎の少しファンタジーな刑事物語です!

 

ちょっとファンタジーだけれど、それを忘れる程のリアリティがある

主人公である竹虎は「死に神の手」が視える…というかなりファンタジー感のある設定がどのように生かされるのかなぁと序盤に思いました。

死ぬ人が分かってしまうのならば守る事は容易いですし、刑事物としてどうなのかな?と。

そのファンタジー感がなんだか「サイコメトラーEIJI」に似ているなと思っていたら、両方とも原作・安童夕馬先生&作画・朝基まさし先生というタッグで作られていたのですね!

サイコメトラーEIJI(1) (週刊少年マガジンコミックス)

 

この「死神の手」が全面に出ていたらこれは完全に少年誌向きのファンタジー漫画となりますが、この作品はそうではなく「未成年による犯罪」のほうに焦点を当てているので、途中ファンタジー感を忘れます!

それ程リアルに、少年犯罪とそれを食い止める竹虎を始め警察の内情や心情などが描かれている、なんとも不思議にハマる作品です。

あとは残酷な犯罪の描写が結構あり、伏線や驚愕、どんでん返しなどが味わえる事から原作・大場つぐみ先生&作画・小畑健先生の「DEATH NOTE」を思い起こしました。

DEATH NOTE モノクロ版 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

こちらも「死神のノート」というファンタジー要素がありつつも警察vs八神月という構図に焦点が当てられているので、死神のノートは頻繁に出ては来ますがそれよりもリアリティを感じる事が出来ます。

両作品とも「死神の手」や「死神のノート」などのファンタジー要素がありますが、そういったものが苦手な人でも楽しめると思いますよ!

 

作品のテーマである未成年による犯罪とは

近年少年犯罪は減少傾向にあると言われていますがそれでも無くならないのが現状で、最近の犯罪は巧妙なものが多いそうです。

それは過度なインターネットや携帯スマートフォンなどの普及が主な原因ではないかと私は思いますがいかがでしょうか…。

もちろんとても便利ですし無かったら本当に困る世の中になって来ました。

もはやそれらが無ければ日本経済に大きく影響を与えるまでのものにまで成長しています!

しかしメリットが大きいものはデメリットも大きいのが難点な所。

誰でも手が出せるという点においては、その差が顕著に出ていると思います。

この作品は2006年から2009年まで連載されていましたが、その頃はまだインターネットの普及は今程ではなくパソコン主体であり、2010年頃からスマートフォンを各社取り揃えるようになってから更に身近なものになったと言えるでしょう。

ちょうどその境目の時代の漫画ですが、現代でも問題になっているインターネットを駆使した犯罪の描写もあり、その先見の目は素晴らしかったんだなと思いました!

何かがあるとすぐにネット上に拡散され、人生を脅かすものとなるインターネット。

正しく使って欲しいですし、未成年には更なる厳しい規制をかけて欲しいものです。

 

竹虎の想いとは…

先に述べたインターネットを駆使した犯罪をリアルに事細かく表現したのが、作品の後半にある「シャドウ商事事件」です!

少年達をインターネットと携帯で操り、洗脳していく様子には旋律を覚えました。

直接手を下さず、犯罪を犯す事が出来る…。

しかも少年法の穴を付いたもので、実行犯が未成年の場合は捕まえたとしても数年で刑務所から出られます。

だからこそ竹虎は未成年を「完全に更正させる事」を目標にして来ました。

でなければ、再犯の可能性は十分にあるのです。

竹虎の辛い過去、仁木の事件にしたって、何故彼は犯罪を犯す程グレる事になったのか…それを事前に止められる事が出来ていれば彼は死なずに済んだわけで、竹虎が刑事を目指す理由としては当然の事なのでした。

とはいえ身を投げ出してでも少年達を守ろうとする竹虎、命がいくつあっても足りないんじゃ?と思います(笑)

名探偵コナンじゃないですが「見た目は子供、頭脳は大人」なキャラなのでどうもそのミスマッチさには慣れませんでしたが、そのような設定で無ければこの物語は描けなかった(未成年達の中に入り込む潜入捜査など)ので、この作品の魅力の一つであると言えるでしょう。

おじさん刑事が少年少女に何か言ったところで、五月蠅いなぁとしか思えないでしょうしね。

若いからこそ出来る「無鉄砲な正義感」がにじみ出ている竹虎なのでした。

 

ラストにかけて猛スピードで展開していくストーリー

犯罪を犯してしまった未成年を竹虎が更正させる…という比較的分かりやすい話でテンポよく進んでいた作品ですが、後半に急展開を迎えます!

まず、仲間である更正したリカを含めたくさんの人が死んで行きます…。

そして竹虎のして来た事、言って来た事は無駄であったのではないか…という愕然とする内容が続く。

それまで竹虎が築き上げて来たものや信じていた言葉などは、公正させて仲間になったと思っていた「シャドウ商事事件」の黒幕である河東、幹部の毛利に完全論破されてしまいます。

うーん、何度読んでも彼らには何も言い返せない!言ったとしても奇麗事になってしまうような。

現に竹虎も泣くばかりで特に言い返してはいませんでした。

それなのに河東は、自身を庇い拳銃で撃たれた竹虎を助けてくれと泣きます。

そのあたりには少しばかりの違和感を覚えましたが、そこは竹虎の「愛」が勝ったのだ…と素直に思う事にしました。

更に河東が犯罪を犯した理由は彼の勘違いだったわけですが、それも母親のネグレクト(愛が足りなかった)が原因だったのだ…これからは反省した母の「愛」があるから大丈夫!という、大きな犯罪のなんとも綺麗な幕引き。

多少拍子抜けした感じはありましたが私はこのラストを読んで、未成年犯罪に対しては愛を以て接すればどうにかなるという「偽善、奇麗事」と、反対に愛を以てもどうにもならない事もあるという「厳しい現実」の両方を表しているように感じました。

これを一つの作品で伝えるのはとても難しく、また読み手がそのように汲み取るのも困難であると思います。

深く考察すればする程、作者様の未成年犯罪への想いが見えて来る。

そんな作品なので、結局は全巻通してとても深く面白い漫画でした!

 

「シバトラ」の感想・ネタバレまとめ

以上「シバトラ」についてお話して来ましたが、こんな方々にオススメです!

  • 刑事ものが好きな方
  • ファンタジーものが苦手な方
  • 深い作品を読みたい方
  • 色々と悩んでいる未成年の方

序盤のギャグ要素たっぷりな雰囲気と、重い犯罪の残酷な描写と、「死に神の手」というファンタジー要素がミックスされた絶妙にハマる作品です!

ここまで深い刑事ものの作品だとは思いませんでした。

作画も丁寧で、男女共に楽しめると思います!

序盤はさくさく読んで、後半にかけてはじっくりと読んで頂きたい。

読んだ事のない方はもちろんの事、ドラマだけしか知らない方には特にオススメの漫画です!

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