「死役所」が無料で読めるアプリはピッコマ! あらすじ・感想・ネタバレも紹介【全ての魂が通るお役所】

12月 18, 2017

死役所 6巻 (バンチコミックス)

今回、紹介するマンガは、ピッコマで読める死後の世界を題材にした「死役所」だよ!

死後、全ての魂は死役所を訪れ、成仏するための手続きをしなくてはならない。

この死役所にやってくるお客様(死者)の生前の様子と死因を、死役所の職員が手続きを通して追っていくというストーリーです。

この「死役所」は、スマホアプリのピッコマで無料で公開されています。

死役所のあらすじ

死役所というのは、死後に全ての人間がやってくる場所。

死因によって、老衰課・虐待課・殺人課など、該当する課に案内され、それぞれ必要な手続きをしなくてはならないのです。

期限までに手続きを終わらせないと、成仏することができず、冥土の道行きになります。主人公は、死役所の職員・シ村です。

彼は死役所の総合案内係として勤務しています。この物語は、シ村はじめ死役所の職員たちが行う手続きを通して、

死んで、ここにやって来た人(お客様)の生前の様子と死因などを回想していくストーリーです。

死役所という特異な設定

まずこの作品は、設定が斬新です!

人間は死んだ後、死役所に行き、死因によって該当する課に案内をされて手続きをします。

必要になる書類もそれぞれ違い、お客様は書類を記入させられ、職員のチェックを受けます。

書類には提出期限があり、期限を過ぎると成仏することを認められなくなるのです。

成仏できなくなったお客様は、冥土の道を永遠に彷徨うことになります。

この死役所の雰囲気が、現実の役所そのものです。内容(死因)によって、対応する課が違うところとか、必要な書類がムダに多いところとか(笑)

死役所に来るお客様は、死んだときの姿をしています。

自殺や事故で、頭や体が著しく損傷、あるいは欠損した状態でやって来るのです。

お客様の姿は、なかなかにグロテスクですが、死役所自体の雰囲気としては、「死者を扱っている」という緊張感や怖さが全く感じられません。

淡々と、規定通りに業務をこなしていきます。

まさに「お役所仕事」という感じ(笑)ちょっとシュールで、笑える光景になっています。

 

シ村という職員

死役所の職員たちは、何だか本当に、現実の役所に勤めていそうな雰囲気です。

その最たるものは、やはりこの作品の中心人物・シ村。

七三分けにメガネ、顔にはいつも、嘘くさい微笑みを浮かべています。

仕事ぶりに関しても、良くも悪くも「お役所仕事」という感じ。

書類の書き方やお客様の疑問に対しては、正確かつ丁寧に説明してくれますが、

逆に聞かれなかったことに対しては、どんな重要なルールすら説明をしないことも、しばしば。

それを咎められても、笑顔で、「聞かれませんでしたので」。

腹立ちますねえ(笑)いるいる、こんな役所の職員!「お客様は仏様です」

をモットーに、日々の仕事に取り組んでいるシ村ですが、何だか人を小バカにしているような感じもします。

 

様々な死因とその事情

死んだ人間は、とりあえず全員、この死役所に来るわけなので、実に様々な死因のお客様がやって来ます。

それぞれに事情があって面白いのですが、やはりお客様が子どもだと、悲しいですね。

特に印象的だったのは、母親からの虐待の果てに死んでしまった、可愛らしい女の子です。

ネグレクトされて、最期には寒いベランダに放置され亡くなるという非業の死を遂げた少女。

それなのに、彼女は母親のことを(たぶん無意識に)庇うのです。

「お母さんは優しいよ」と。

子どもの死を何よりも辛く思う職員・イシ間が、たまらず咽び泣くシーンは、つられて泣いてしまいます。

基本のストーリー展開としては、お客様がやって来て、シ村が死因に合った課を案内し、書類を記入させますが、その際のやり取りで、お客様の生前から死に至る理由までが掘り下げられていきます。

虐待された少女の話もそうですが、胸の悪くなる内容も、よく出てきますね。

そんな過酷な状況の中で、シ村がいつもフラットな態度でお客様に接しているのが面白いです。

また話の最後に、お客様の生前の姿を、写真をばら撒いたような形で見せつけてくる演出があります。

この最後の1ページが、何とも悲しく、少し怖くもあります。

この作品の空気感を形成する、大事な演出になっていますね。

「世にも奇妙な物語」みたいな、そこはかとない不気味さがあります。

 

死刑囚の扱いはちょっと違う

いつも同じ、薄気味悪い営業スマイルを浮かべているシ村ですが、そんな彼の笑顔が消えた瞬間があります。

死役所で働いている職員は、実は死刑囚だった人間です。

死刑によって死役所にやって来た者は、採用試験を受けて、職員として働くという規定なのです。

これまた、斬新な設定で面白いですね。

てっきり、職員たちは死神的な位置付けなのかなと思っていましたが、

実際は、職員として働くことで成仏できる可能性が出てくる。

働くことを拒否すれば、「冥土の道」を永遠に彷徨うことになるのです。

シ村たちは、死後に己の犯した罪の罰を受けているというわけです。

ある日、死役所に死刑囚がやって来ました。

その男は、死刑判決を受けるために、通学中の子どもたちの列に車で突っ込んだという、救いようの無い屑男です。

「俺は子どもを5人も殺してやった!」と高笑いする男に対し、シ村の笑顔が消えました。

「武勇伝のつもりですか?」

「一生彷徨っていろ。屑が」

そう言って、男を冥土の道に突き落とすのです。

この時のシ村の表情は、ゾッとするほど恐ろしく、そして、格好良いです。

シ村なりの美学を感じますし、彼なりの正義を貫く姿勢が素敵です。

シ村という男のことを、もっと知りたくなる瞬間でした。

 

死役所の感想・ネタバレまとめ

この作品は、とにかく設定が面白い。死役所という場所がある。そして職員は元死刑囚。斬新な設定なのに、実際こんな感じかもなあ、と思わされる巧さがあります。

お客様(死者)の生前と、その死因を探っていくストーリー展開も面白く、他に類を見ない作品だと思います。

またシ村はじめ、死役所で働く職員たちのキャラクターが魅力的で、彼らのことを、彼らの生前の姿を知りたくなってしまいますね。

人間の「死に方」を通して、逆に「人生の生き方」を考えさせられる作品です。

一つ一つの話は簡潔で分かりやすいので、ちょっと不思議な話が好きな人はもちろん、そうではない人も充分に楽しめると思います。

 

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