トッキュー!!|命を懸けてレスキューを行う熱い男たちの物語

「トッキュー!!」のあらすじ・ストーリー

主人公の神林兵悟は、海上保安庁の新米潜水士。

漁師をしていた父親が海に出たまま戻らなかったこと、そして幼い頃に溺れていた一人の女の子を助けたことから、海での救助活動がしたいとこの道に進みました。

普段はダメダメな兵悟ですが、レスキューにかける情熱と根性は折り紙付き。

しかしある日、友人・ユリの父親の船が転覆するという海難に遭遇。

ユリに頼まれて救助に向かうものの捜索は困難を極め、ご法度である単独行動をとった結果、自分ではどうにもならない事態に…。

そんな時に駆けつけてきたのが、特殊救難隊・通称「トッキュー」の第3隊隊長・真田甚。

真田のレスキューに憧れた神林は、同じトッキューでのレスキューをしたいと思うようになります。

そして潜水技術競技会を経て、いざトッキューへ!

 

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トッキューのあらすじ・感想

壮絶なレスキューの現場と命の重さ

実際にある特殊救難隊をモデルにした作品なので、彼らが日頃どんな訓練をしているのか、レスキューの現場はどんな感じなのかというのが、とても詳しく書かれています。

訓練については多少大げさに描かれているのでは?と思うような所もありますが、それを差し引いても、かなり大変な職業なんだなというのは伝わってきます。

特に考えさせられるのは、自分の命をなげうってでも要救助者を助けることの是非ですね。

これはこの作品の大きなテーマにもなっていて、自分の命の危険があろうとも、要救助者がいれば迷わず飛び込んでいく兵悟…それに対し、レスキューの基本は自分が生きて帰ることだと何度も諭されています。

確かに、要救助者も助けられず隊員も命を落とす…というのは最悪の事態ですし、隊員が生きて帰ることで今後より多くの命を救うことにもつながります。

最終的に兵悟が出した答えは、要救助者は見捨てないけれど、自分も必ず生きて帰ってくること

絵空事のようではありますが、とても希望に満ちた答えだとも思います。

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ユリちゃんとの恋愛にも注目

レスキューとなると深刻でハラハラした展開になりますが、そんな中でユリちゃんとの恋愛パートはとても和みます

ユリちゃんはいい子だしめちゃくちゃ可愛いのに、だからこそ空回りっぷりが哀れ…。

「春キャベツ作戦」でデートとか、予期せぬお泊まりとか、いいところまで行くのに結果的には何一つ進展せずに終わるという、ある意味ミラクル。

でもどんなに想いが通じなくても、積極的に食らいついていくガッツは見習いたいですね。

最終的にはレスキュー中に行方不明になってしまった兵悟を探しにジャカルタまで飛んでいきますから、その愛情深さには拍手を送りたい…!

自分の命を投げ捨てるようなレスキューをする兵悟に対して、本気で泣いたり心配したり…本当にいい子なので、最後にはその想いが報われて良かったです。

泣いたり落ち込んだりしているシーンも多いけれど、本質的にはとても芯の強い子です。

トッキューなんて危険な職業をしている人と付き合うには、このくらい根性がある女の子じゃないと無理だろうなぁと感じました。

 

最終回では見事トッキューに復帰した兵悟

奇跡的に助かったものの、ジャカルタでの兵悟の行動は褒められたものではありません。

結果だけ見たら、子供を助けて自分も生きて帰ってハッピーエンド…ですが、このことで兵悟は前線を外され、海上保安大学校の教官となります。

一見何でもない風にふるまっていましたが、盤に図星を突かれて大喧嘩…。

盤も嫌味な事ばかり言うけれど、内心ではきっと兵悟が自分と同じ位置にいないことが、悔しくてたまらないんだろうなぁと感じました。

ジャカルタで兵悟が行方不明になった時も、人知れず涙を流してましたからね…そのシーンもすごく切なかったです。

だからこそ、兵悟のトッキュー復帰は誰よりも嬉しかったんじゃないかなと思います。

兵悟のレスキューに対する情熱も報われて、本当に良かった!

 

「トッキュー!!」が好きな人には「海猿」がおすすめ

「海猿」は、海上保安官として働く一人の青年と、その仕事について描かれたヒューマンドラマ。主人公の仙崎大輔は、新人の海上保安官。

初めて遭遇した海難で、海の過酷さや人を助けるということの難しさを痛感します。

トッキュー!!よりもかなりリアルなストーリーで描かれているため、後味の悪さややるせなさが残る展開も。

その分、より命の重さについて深く考えさせられる内容になっています。

「海猿」は、マンガBANGで無料で読めます。

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「トッキュー!!」の感想・ネタバレまとめ

人命救助をテーマとした作品は数多くありますが、「トッキュー!!」はとにかく熱いのが魅力です。

また、過酷な状況は数あれど、基本的にはギリギリのところでレスキューを成功させるストーリーばかりなので、救いのない後味の悪い展開にはなりません。

切なさや悲しさの残る作品はちょっと苦手…という人には、特におすすめしたい作品です。