東京喰種|人間と「喰種」の間で巻き起こるダークファンタジー

東京喰種トーキョーグール」のあらすじ・ストーリー

ストーリーの主人公は大学生の青年・カネキ。

カネキはリゼという女性に恋をし、本をきっかけに二人の仲は急速に近づいていくのですが…。

しかしリゼの正体は、人間を襲い食料とする「喰種」という怪物。

餌として狙われたカネキはリゼの攻撃により致命傷を受けますが、同時にリゼも落ちてきた鉄骨によって命を落としてしまいます。

同時に病院へと運ばれた二人…そこで執刀医である嘉納は、瀕死のカネキに既に息のないリゼの臓器を移植する決断を下します。

リゼの臓器を移植されたカネキが目を覚ますと、彼はなんと「喰種」になってしまっていました。

そして人間に対して、強い食欲を感じるように…。

断固として人間を食べようとしないカネキの前に現れたのは、喫茶店あんていくの店員・トーカ。

彼女や店長もまた喰種であり、戸惑うカネキに喰種としての生き方を教えていくのです。

 

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東京喰種の感想・ネタバレ

人間と喰種の狭間で苦悩するカネキ

ずっと人間として生きてきて、ある日突然「あなたは喰種です」なんて言われたとしたら、どうしたら良いのか戸惑ってしまいますよね。

普通の食べ物が食べられない以上、人間の肉を食べる決断をしなくてはいけないのですが…。

正直、鶏・牛・豚以外の動物の肉(馬とか)でも抵抗を感じる人はいるのに、それがいきなり「人間の肉」なんて受け入れがたいのは当然です。

むしろ、ここで「じゃあ人間を食べるしかないね」とすぐに切り替えられるような人は、元々本当の意味での「人間」ではなかったのではないかと思います。

喰種もまた生きるために必死ですし、人間だって他の動物を食べるわけですから、人間を食べることが悪いことだとは思いません。

だけど必死に人間の肉を食べることを拒否したカネキの姿勢は、とても尊敬するべきだし、やはり彼は「人間」なんだな、と感じました。

そして、芳村の「どちらの世界にも居場所を持てる唯一の存在」という言葉が、とても胸に響きました。

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カネキによるリアルな食べ物の食レポ

美味しい食べ物の表現は普段から耳慣れていますが、不味い食べ物の描写ってのはなかなか見ることができません。

しかし東京喰種では、喰種にとって普通の食べ物がどれの位不味いのかというのを、カネキが詳しく解説してくれています。

そのレポートはとても秀逸で、どれだけ不味いのかがとてもよく伝わってきました。

実際にどのくらい不味いのか味わってみたい、とすら感じました(笑)。

そしてこういう表現の仕方一つとっても、「人間」と「喰種」の違いが表れているように思います。

喰種が普通の食べ物を食べても、トーカが言っていたように「フツーにマズイ」としか言いようがありませんからね。

どんなふうに不味いのか、というのが表現できるのも、やはりカネキが元々人間だったからなのだと思います。

 

最終回と気になる続編「東京喰種トーキョーグール:re」

まさか最後の最後でカネキが死んでしまうとは、思いもしませんでした。

この作品の登場人物は敵味方関係なく感情移入できるキャラが多くて、彼らの多くが命を落としたり重傷を負ったりするのを見ると、とても切なく悲しい気持ちに…。

そうまでしても今だ全てに決着はつかない、というところに、彼らが抱える問題の根深さを感じました。

正直、「え、こんなところで終わるの!?」とビックリはしましたが、続編「東京喰種トーキョーグール:re」があると聞いて一安心

まだ様々な伏線が回収されていませんし、やはり最終的には人間と喰種の関係、喰種同士の関係にキッチリと納得できる結末を用意しておいてもらいたいので。

 

「東京喰種トーキョーグール」が好きな人には「銀狼ブラッドボーン」がおすすめ

「銀狼ブラッドボーン」は、骨喰いの化物を倒すために立ち上がった、一人の「元吸血鬼ハンター」の物語。

吸血鬼が滅びたことにより平和が訪れていた世の中でしたが、ある時から「骨を喰う」化物が人間を襲うようになりました。

それを倒すために白羽の矢が立ったのが、元吸血鬼ハンターで「英雄」と呼ばれていたハンス。

そして骨喰いの化物を追う中で、かつての宿敵・吸血鬼も復活していることが判明。

「吸血鬼・化物=悪」という人間から見た一面だけではなく、吸血鬼や化物それぞれの事情や心情を細かく描いたストーリーが、東京喰種とよく似ています

 

「東京喰種トーキョーグール」の感想・ネタバレまとめ

東京喰種は、人間と喰種、それぞれの立場から自分たちを守るための「正義」について考えさせられる内容です。

単純に「どちらが善でどちらが悪」と決めつけられるものではないので、最後まで読んだ時に自分なりにどんな答えが出せるか、意識しながら読むのをおすすめします。

そういった重いテーマを抜きにしても、派手なバトルシーンやアクションも楽しめる内容になっているので、バトルアクションものが好きな人にもぜひおすすめしたい作品です。