【無料で読める】魍魎の揺りかご 感想【沈没する豪華客船でのサバイバルホラー】三部けい

12月 5, 2017

魍魎の揺りかご 1巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)

今回紹介する「魍魎の揺りかご」は、沈没する豪華客船を舞台にしたサバイバルホラーサスペンス

船からの脱出、殺人鬼からの逃走、仲間割れ…命がけの脱出劇が繰り広げられます。

魍魎の揺りかごは、ガンガン系のマンガが読める「[mangaup_text]」で読む事ができますし、三部先生の「鬼燈の島」も同じアプリで掲載しています。

作者  三部けい
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「魍魎の揺りかご」のあらすじ

舞台は豪華客船。航海中、突如現れた殺人鬼により、何人もが命を奪われ船内はパニックに陥ります。

さらにその直後、大きな揺れと共に船は傾き、沈没寸前に。

船は完全にひっくり返ってしまっており、脱出のためには船の底を目指さなければなりません。

しかし船体は至る所が歪み、壊れ、浸水し…脱出は困難を極めます。

そして殺人鬼に殺された者たちが次々と新たな殺人鬼へと変貌を遂げ…。

仲間を信じる者、利用する者、裏切る者。果たして生き残るのは誰なのか。命を賭けて船からの脱出を目指します。

 

先の読めない展開にハラハラ

この作品の作者である「三部けい」さんは、本当にこういったミステリーの構成が上手いです。

ストーリーが終盤に近付いても、全く先の展開が読めません

完全に味方だと思っていた春日がとんでもない裏切りをしたり、死んだと思っていた縞田がストーリーの終盤でお助けキャラとして再登場したり。

もうどれが伏線なのかすらわからないほど緻密な構成で、まんまとミスリードさせられてしまいます。

少し悔しいけれど「これはこういうことだったのか!」「そういえばそうだった!」と、すべての伏線が一つにつながった時の爽快感がたまりません。

キャラクターの動かし方が秀逸で、ほとんどのキャラクターが無駄なくストーリーに組み込まれており、一見使い捨てのようなキャラでも注意深く読み込んでいかなければ、結末の予想は難しいでしょう。

 

お助けキャラに徹する「夢」

同じ三部けいさんの「鬼燈の島」に登場した鈴原夢が、本作でも登場しました。

鮎川や優矢がその存在をほのめかした時に、「どんな重要キャラとして出てくるのか!」と期待していましたが、それほど重要キャラでもなくてちょっとがっかりです…。

夢のおかげでみんなが助けられたシーンもたくさんあるのですが、実際に物語を盛り上げる役割をしているかというと…うーん、という感じ。

何か鬼燈の島のストーリーとのリンクがあるかとも思ったのですが、それもほとんどなかったですし。

最後まで、鬼燈の島の時と同じく、さりげなくみんなを導くお助けキャラ的存在でしたね。

夢と優矢の関係も、ただの昔からの知り合い程度でしたし、せっかく再登場したのだからもっとストーリーの中心部分にグイグイ絡んできて欲しかったです。

 

「寄生虫」について

とても面白いストーリーですが、残念なのは「寄生虫」に関する設定が甘い点がちょっと気になります。

こういった人間がいわゆる「ゾンビ化」するストーリーは今や王道。

その原因も「ウイルス」「宇宙人」「寄生虫」など様々ですが、「魍魎の揺りかご」は寄生虫の設定に関してふんわりしすぎていて何だかモヤモヤが残ります。

寄生されて凶暴性が増すというのはわかりますが、肉を食べれば体が再生するというのは「寄生虫」の仕業にしてはオーバースキルですよね…。

序盤はモンスターのように理性を失った殺人鬼ばかりだったのに、優矢を含め芹沢や縞田などは感染しても最後まで自我を保てているのもちょっと疑問。

タイムラグが長すぎじゃないかと。サスペンスとしては満点ですが、ホラーとしてはちょっと残念に感じます。

 

結末に異議あり!

「魍魎の揺りかご」はサスペンスとしての完成度は高いですが、全体的な完成度としてはちょっと低いのかなと思います。

ツッコミどころとしては、寄生虫については前述した通り。

そして船を確実に沈めるために攻撃を仕掛けてきた軍ですが、その後脱出者がいないか確認するわけでもなく、船から出さえすれば無事に生還できたという点。

真相を知る鮎川たちは軍にとって危険人物なはずなのに、特にその後何もなく普通に暮らしている点。

寄生虫の実験結果を得るために豪華客船という舞台を用意しながら、最後まで結果を見るまでもなく殺人鬼が発生して割とすぐに船を沈めた点。

あんなに大勢が犠牲になったのに結局真相は「都市伝説」レベルの扱いで、理事長は裁かれたのかとか、新庄先生の母親はどうなったのかとか、疑問はたくさんあります。

これらすべてに、もうちょっと説得力のある展開・回答があったら良かったのになと思ってしまいます。

最後に優矢が死んだのも違和感。

首や頭さえやられなければ死なないはずなのに(呼吸とか関係無さそうなのに)、溺死はするんだ?というガッカリ感が残りました…。

 

「魍魎の揺りかご」の感想まとめ

「魍魎の揺りかご」は、サスペンス好きにぜひおすすめしたい作品です。

誰が裏切るのか、本当に信じられるのは誰なのか、結末はどうなるのか…全く先が読めないので、頭をフル回転させて楽しむことができます。

途中で何となく後の展開の予想がついて飽きてしまう…なんてことは絶対にありません。

ただし、ホラーサスペンスのようでありながらリアルサスペンスの色が濃いので、寄生虫や軍の陰謀などという設定については少し甘くてツッコミどころも多くあるのが少し残念です。

 

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